女性に多い変形性膝関節症について(股関節編)
こんにちは
Adettoの森です。
ブログの更新について、疾患やトレーニングについての内容を今後
記載する予定になります。
今回のテーマは「変形性膝関節症」になります。
変形性膝関節症はOAとも呼ばれ、加齢にともなう骨・関節の退行変性に加え、
筋力低下、体重増加、柔軟性の低下、マルアライメントにより膝へのストレスが
増加しておきます。
股関節の特徴
股関節は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨からなる関節で、
大腿脛骨関節(FT)と膝蓋大腿関節(PF)からなります。
不安定なため、運動は高度な負荷を受けやすい特徴があります。
股関節のROM
膝関節は股関節と連動するため、股関節のROMに影響を受けます。
膝の屈曲角度は股関節伸展時で120度、股関節屈曲時では140°となります。
股関節伸展位では大腿直筋の張力により、膝関節屈曲は制限されます。
そのため、股関節伸展位の運動が制限される方は、大腿直筋のストレッチを行うことが必要となります。
股関節屈曲時には大腿直筋が弛緩するので、膝関節屈曲は増大します。
膝関節伸展位ではハムストリングスの張力により、股関節屈曲は制限されるため、
股関節を曲げる運動に制限がある方は、ハムストリングスの筋肉を弛緩させるエクササイズが必要となります。膝関節屈曲位ではハムストリングスが弛緩するため、股関節屈曲は増大します。
これらはスクワットのエクササイズの要素となるので、股関節・膝関節の動きに注目して、筋肉の可動域を見ていくことが重要となります。