変形性膝関節症(分類編)
こんにちは、Adettoの森です。
前回から間が空いてしまいました…
今回は「変形性膝関節症の分類編」となります。
分類は、
一次性(原発性)関節症と二次性(続発性)関節症の二つがあります。
一次性関節症は、
明確な発症原因は不明ですが、股関節のmalalignmentによることが多いです。
骨盤の傾斜は大腿骨頭に対する臼蓋の被覆率に影響を与え、関節面の適合と安定性に関わります。
骨盤の傾斜は脊柱のalignmentに影響を受けます。
腰痛疾患や姿勢の影響が骨盤の傾斜を変化させ、股関節のmalaligmentを生じさせます。
二次性関節症は、
日本では二次性のものが多く、
①先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全などの先天的な関節面不適合に続発して発症するものです。
②ペルテス病、大腿骨頭壊死などのように疾病の発症後に関節面不適合が起こり、これに続発して
発症するものです。
③血友病、関節リウマチ、化膿性股関節炎などのよう関節内を破壊する疾患による軟骨損傷に続発
して発症するものです。
④股関節内骨折など外傷に続発して起こるものをいいます。
X線所見では、
関節裂隙の狭小化・軟骨下骨硬化像・骨棘・骨嚢胞の出現・大腿骨頭変形などがみられます。