変形性膝関節症(情報収集)
こんにちは、Adettoの森です。
今回のテーマは「変形性膝関節症の情報収集」です。
問診による情報収集には3つあります。
1つ目は、
現在の疼痛部位、疼痛の状態、機能障害の状態を明らかにする。
2つ目は、
症状発現に至る何らかの要因が必ず存在します。
例えば、長時間の正座後から違和感が生じた、
段を踏み外して足を伸ばした状態で全体重を受けた、
体重が増加したなどがあります。
3つ目は、
過去の既往を明らかにする。特に、膝関節や腰痛の既往を
必ず把握します。脊椎圧迫骨折の既往は姿勢に影響を与えるため
必ず確認します。
画像による情報収集
画像による情報収集は、2つあります。
1つ目は、
X線による変形性膝関節症の病気進行を確認します。
膝関節裂隙の維持・現象段階(K/L分類のⅠとⅡ)を確認する。
その場合、膝関節に生じる関節合力を減少させ、進行を防止する。
膝関節狭小化・閉鎖の段階(K/Lの分類のⅢ・Ⅳ)では、
歩行能力や生活障害の改善をゴールとして目標づけます。
2つ目は、
MRIによって関節内構成体の損傷を確認します。
疼痛誘発テストによって症状と関節構成体損傷との因果関係を結びつけます。